2005年12月30日

南十字星を見つけることができなかった…

昨日無事に日本に帰ってきました。どれだけ寒いかしら、とドキドキしながら帰ってきたけれど思ったよりも穏やかだったのでちょっと一安心。帰国した早々熱を出して寝込むなんてことだけは絶対に避けたいので飛行機の中でもマフラーをして完全防備で帰ってきました。

私は今までオーストラリアにはあまり興味がなかった。もともと北半球というか寒いところが好きだ。だから去年のクリスマスにはマイナス10度のワシントンDC&NYに行くという暴挙をしでかしたのだった。でもオーストラリア、なんだかとても気に入ってしまった。今回私はメルボルンに滞在したが、メルボルンは私の大好きなイギリスやカナダの雰囲気を持ち合わせた街だった。東京のエキサイティングさに慣れてしまうと全ての街が物足りなく感じるときがある。私はNYに行った時もその規模の小ささに驚いてしまうと同時に「東京ってすごいんだ…。」と素直に感動したのだった。オーストラリアはとてものんびりしていて日本の感覚で物事を考えるとイラつくかもしれない。私も最初は戸惑った。とにかく一日のスタートが遅い。毎朝6時前に起きて7時前後の電車に乗る生活をしている私は午前中をのんびり過ごす、ということ自体に罪の意識を感じてしまうというか、すごい時間を無駄にしているような気がしてならなかった。それから友人に連れられて公園に行った。恥ずかしいけれど公園に行って私は何をすればいいのかわからなかった。何もしないでのんびりするというのがどういうことなのかよくわからなかった。大抵旅行に行くと朝9時から夜7時か8時までびっしりのスケジュールを組んで活発に動き回るのがパターンだから、公園に行くには目的がなければならないと思っていた。でもだんだんゆったりとした時間の流れに慣れてくると不思議とこの空間が心地よくなってくる。友人と夜、裏庭に出て南十字星を探した。オーストラリア人にとってあまり南十字星といってもピンとこないらしく、本人達も空を眺めながら悩んでいた。結局2時間以上、友人達と一緒にインターネットの画像と空も見比べながら南十時星を探したけれどはっきりとはわからなかった。でもこんなことを一生懸命やっている自分が不思議ででもとても楽しかった。

通訳の仕事をやっていると理不尽なことが沢山ある。さりげない不満や怒りが心の中にたまって気持ちがささくれだつことがある。どうして自分はこんなに怒りっぽいのだろう。どうして自分の状況に満足できないんだろう。そんな思いを抱えつつ毎日仕事をしている。オーストラリアの青空の下で、本を読みつつのんびりとした午後を過ごしながら、こうやって過ごす時間も必死に会議で通訳をする時間も同じように流れているのだなあ、とふと思った。
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2005年12月19日

クリスマス休暇

今年は上司の休暇に伴いかなり早いクリスマス休暇となった。でも今年も一生懸命がんばったから良しとしよう。というわけで旅に出てきます。みなさまもどうか良いクリスマスをお過ごし下さい。
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2005年12月18日

私たちの悩み

以前に学校の課題を電車の中で読んでいたら隣に座っていたおばさんに「外務省の方ですか?」と聞かれたことがある。仲間と学校でやっていたスピーチについて話をしているときもまるで私たちは政府関係の人間のような話しぶりをしているのに気がついて苦笑したことがある。通訳の勉強とか通訳の仕事ってちょっと特殊な世界だ。話す相手を間違えると「お前ら何様のつもりじゃ。」と思われてしまったり、あの独特な世界にちょっと近寄りがたいと思う人も多いと思う。私たちが悩んでいることもある意味通訳独特のもので、関係ない人にとっては「だから何なの?」と思われてしまうことも多いのかもしれない。通訳者に求められるものは概して厳しいからどうしても自分に厳しくなると同時に知らず知らずのうちに他人に対しても厳しくなる。きちんと仕事をしたいと思えば思うほどそれを阻害する要素に対する不満や怒りを持ち始める。でも関係ない人からすれば「そんな些細なことに目くじらたてなくてもいいんじゃない。」と思われることだったりする。他人に対して寛容でありたいと思いつつ、仕事に対して真剣になってくると自分が少しずつトンがってくる。そんな自分を友人に指摘され、ちょっと戸惑った。通訳業界にはキツイ性格の人が多い。自分はそうなりたくない。そう思ってきたのに、もしかしてだんだんキツイ性格になってきているのかなあ。
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2005年12月11日

行き止まり

私がとても信頼していた通訳仲間の一人がこの度通訳を廃業することになった。今後は今お世話になっている会社で社員として実務に携わっていくことになる。彼女の選択を尊重したいと思いつつとても複雑な気持ちになった。
私が今まで仕事をしていく中で、通訳業をやめて違う仕事をするという決断をした人が何人かいる。彼らは私から見ると本当に通訳もうまくて尊敬していた人なのに彼らは彼らなりに行き詰まりを感じていたようだった。今回別の道を選んだ彼女も私はとても信頼して尊敬していた。私と彼女は通訳スタイルが違っていたのでうまくかみ合わないこともあったけれど、それでも彼女の通訳に対する真摯な態度は学ぶべきことが沢山あった。彼女は「通訳という仕事が嫌いになったわけではない。」という。でも違う道を選ぶということはやはり今の仕事に対して何かしっくり来ない部分があったのだろう。もしかして優秀であればあるほど壁を感じてしまうのかもしれない。上を目指したいと思っていてもその上というのは果てしないほど上にあるのだ。そこに到達できるのはほんのわずかの人間であり、残りの人間は通訳をやりつつも自分はこれ以上上にはいけないという敗北感を抱えつつ仕事をしなければいけない。
私は自分が通訳になれるなんて思っていなかったので通訳として仕事ができるだけでかなり満足していた。自分があまりにも下手くそなので上まで登りつめたいという欲求もほとんどなかった。やらなければならないことが沢山あるので行き詰まりを感じる余裕はないだろうと思っていた。私もいつか上を目指したいと思いつつ、そこには到達できないという敗北感に打ちひしがれるときがくるのだろうか。そして違う道を選ぶ日がくるのだろうか。
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2005年12月03日

今週の出来事

今週もいろいろあった。どちらかといえば落ち込むことが多い一週間だったような気がする。週の前半はパフォーマンスがうまくできなくてダメ出しをされて落ち込んだ。週の半ばは他の通訳さんとの配分の仕方がうまくできなくて多少イライラ。週の後半はそれでもがんばろう、と自分に言い聞かせて仕事をした。無我夢中になって仕事をしていた頃から比べると少し余裕ができ、それが逆にあれこれ悩んだり落ち込んだりする原因になっているような気がする。また自分がこうしたい、という思いがでてきてそれが思い通りにならないとイライラしたりする。思い入れが強すぎるのも問題かもしれない。いくら勤務年数が長くなりつつあっても所詮は派遣。代理はいつでもいるのが通訳の世界なのだ。もう少しドライになってチームやプロジェクトと少し距離を置くのも大切なのかもしれない。
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2005年11月26日

翻訳がんばる日々

諸事情によって最近別部署の翻訳の手伝いをする日々が続いた。私は常日頃から翻訳は苦手と公言しているが、今お手伝いしている部署の翻訳だけは例外でわりと楽しく仕事ができる。理由は新聞記事や雑誌などタイムリーな内容が多いことと日英が多いからだと思う。日英をやっていると自分の英語の稚拙さを痛感するので落ち込むけれど、でもとても勉強になる。翻訳はじっくり英作文ができるので通訳をするときには避けがちな単語と向き合うチャンスでもある。翻訳は後に残ってしまうのでかなり神経を使う。100%ミスがない文章なんて到底できないけれど、通訳をやるときと比べれば考える時間があるのでそれはそれで面白い。またチャンスがあれば是非やってみたいと思った。
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2005年11月19日

またまた派遣社員の法則

昨夜から突如体調を崩し、今日は一日病院で過ごす羽目になってしまった。本当に私はびっくりするほど週末や休日に体調を崩すことが多い。やっぱり「稼がねば…」という無意識の意識がなせる技かしら。つくづく体調管理というのは難しい。
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2005年11月16日

くじけそうになる私

最近ブログの更新がなかなかできないでいる。通訳の仕事を始めた当初はいろいろな思いがあって、その一つ一つを自分の中で整理したいという気持ちと誰かと気持ちを分かち合いたいという願いがあった。でも最近は自分の思考回路がある程度固まってきたというか、パターンが出来上がってきたためにあまり言葉にしなくても大丈夫になってきた。たぶん自分の中で消化できるようになってきたんだと思う。そうするとブログに対する意義が見出しにくくなってきてそろそろ閉店しようかな…という気持ちにもなってくる。でも私がHPを立ち上げてから3年以上経つ。昔から飽きっぽくて何をやっても長続きしなかった私なので何かをやり続けること、あきらめないことに対するこだわりもある。ブログを続けること、この意義って私にとって何なのかな。
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2005年11月13日

珍獣到来

私は子供が苦手である。冷たい女といわれようと何といわれようとも、苦手なものは苦手である。今まで身の回りに小さい子供がいる環境ではなかったので側に子供がいても一体どうしたらいいのかまるでわからない。子供を前にすると妙に緊張してしまうものだから敵(子供)も警戒する、という悪循環に陥ってしまうのである。というわけでなるべく子供には必要以上には近づかないようにしていたのに私の妹は去年双子を産んだ。そして1歳になった双子を連れて家に遊びに来たのだった。数日前に友人に子供をうまくあやす方法を即席で伝授してもらったが、いざとなると結局何もできなくてただただ遠巻きに見ることしかできないのであった。いやあ、子供って怖い…。ああいう生き物を育てている全国のお母さんを私は心から尊敬するのであった。
posted by バナナマフィン at 22:53| Comment(3) | TrackBack(0) | 2005年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

不公平ルール

通訳ってはったり勝負だと思う。たとえ内容がわからず不安で心臓がバクバクしていても平気な顔をしていなければならないし、スピーカーのいっていることがよくわからず頭の中で「???」が踊っていたとしてもなんとかつなぎ合わせて訳出をしなければならない。ペアで通訳をするときは例え相手が新人だとしても、同時通訳のプロだとしても基本的にはパートナーという同じ立場なのだから、なるべく平然とフェアに通訳をするように心がける。先日夜10時からのビデオ会議があった。今回の会議ではパートナーが以前から良く知ってる通訳仲間だったので私は今までのルールを思いっきり無視してしまった。別部署の会議という大義名分はあったにしろ、原稿ありのセクションは私、その他はパートナー、という不公平なルールを適用してしまった。最初は半分冗談、半分本気でパートナーに提案したら、心優しい彼は「いいよ」といってくれたので調子に乗ってしまったのだった。おかげで毎度おなじみのプレッシャーからは解放されたけれどパートナーには悪いことしてしまったなあ、と反省。でも、やっぱりあの内容を同通で出せ、といわれたら私には厳しいだろうな…。引き受けた以上あくまでフェアにいくべきか、身の程を知って判断すべきか、これもまだ難しい選択だと思う。
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2005年11月05日

完璧が苦手な私

「マフィンさんは日英、英日も形は一応できている。あとはいかに情報を落とさないかにかかっているね。完璧に拾ってやる!という強い気持ちで訳したほうがいいね。」と学校で先生にいわれた。うう…、さすがに鋭いところをついてくるなあと思う。私は友人に「うっかり八兵衛」と呼ばれるほどうっかりミスが多い人間なのである。昔から完璧というものが嫌いで少しくらい何か欠けていたりヘマがあったほうが自分らしくて心地いい、と感じてしまう。これは昔、小学校時代にテストの答案が返され、「じゃあ、答え合わせをしましょう。」と先生が言ってみんなで付け合わせをしているとき、自分が満点をとった限って何故か間違いを見つけてしまう、という経験からきているのかもしれない。100点より85点とか90点くらいのほうが安心するのだ。これはもしかして通訳をする上で致命的な欠点かもしれない。完璧なんてありえない、と頭から思い込んでいる私が一つ残らず情報を出すことは可能なのだろうか。(先生これでも一応毎回真剣に全部出してやろう、と思っているんです…)
posted by バナナマフィン at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月30日

私もニーバーの祈りが必要かも

お友達でフリーランスの通訳をしているCandleちゃんがブログの中で「ニーバーの祈り」について語っていたが、私も毎朝マントラのように唱えたほうがいいのかなあ、と思っている。日頃から他人と比較はしてはいけないと肝に銘じているけれど、例えば優秀な人がまわりにいると自分もそうかもしれない、と勘違いをしてしまい身分不相応な目標を立て、達成できずに敗北感を感じるという悪循環にはまってしまうことがしばしばある。例えば何かやろう、と思っても一ヶ月のうち三分の一しか実行できなかったらそれは自分にはちょっと高すぎるハードルなのだと気がつかなければいけないのに、延々と頭の中で自分を責め続けているのは非常に非生産的である。最近イライラすることが多いのは自分が望んでいることが実行できないからだ。でももしかして自分が望んでいることは今の自分には難しいことなのかもしれない。自分の現在の状況に不満を持つのではなくどうしたらより心地よい環境を作ることができるのかを考えたほうが精神衛生上も好ましいように思う。
posted by バナナマフィン at 09:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 2005年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

試行錯誤中

最近仕事のことも含め今後のことをあれこれ考え始めている。今の仕事(会社)に多少行き詰まりを感じ始めているからかもしれない。通訳仲間の一人が「今の会社、そろそろお腹が一杯になってきました。」といっていたけれど私もその気持ちがよくわかるようになってきた。う〜ん。そろそろ別の方向性を考え始めたほうがいいのかなあ。そう思ったとき、自分の通訳スキルは果たして他の会社で通用するのだろうか、とふと不安になってきた。今の会社ではすっかり背景知識が備わっているので一通りの会議はこなせるようになった。でも果たして初見の内容に対して自分はどれだけきちんと対応できるのだろうか?私は通訳者として今後もやっていくだけのスキルがあるのだろうか?…とぐたぐた考えているうちに「やっぱり学校に戻ろう。」と発作的に思い立った。もうすでに授業は先週から開始されているので一週遅れとなってしまったが、昨日半年振りに授業に参加してきた。学校でのレベルとか、どのクラスにいるとか現場に出てしまえば関係ないのかもしれない。でも常に勉強を続けながら仕事をしなければならない通訳業という仕事をする中で何か自分を支える確かなものが欲しいと思ったとき、「通訳学校を卒業した。」という事実が自己満足かもしれないけれどわずかな自信のよすがになるのかもしれない。吹けば飛ぶようなかすかな自信を支えるために、自分の立ち居地を確認するためにみんな通訳学校にいくのかもしれないなと思った。そして私もその一人なのだ。
posted by バナナマフィン at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月08日

ペアを組む

最近労働条件が少し改善してきてミーティングでペアを組んで通訳できることが多くなった。以前は何時間もぶっ続けで一人で逐次とウィスパリングと同通とごちゃまぜとか訳がわからない環境の中で仕事をすることも多かったけれど最近はペアを組めるのであればできるだけペアを組むようにしている。ペアがいると頼りたくなってしまうこともあるけれど、自分の持ち時間にしっかり集中できる、15分すぎたら交代してもらえる、というゴールがある、など精神的にはかなりラクになる。というわけで昨日も9時半から13時半までという長いミーティングだったけれどパートナーがいたので非常にリラックスして仕事ができた。このパターンに慣れてしまうと一人で長時間できなくなってしまうような気がする。
posted by バナナマフィン at 08:43| Comment(6) | TrackBack(0) | 2005年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

self-evaluation

先日上司と話をしているときに「私たちに対するフィードバックが少ないことに不満を感じている。パフォーマンスに対するコメントを求めても“グッドジョブ!”としか言ってくれないし、実際どういう風に感じているか知りたい。」といったら「じゃあ、まず自分で自己評価をしてごらん。それに対してコメントをつけてあげるから。」といって自己評価表を渡された。その中のいくつかの項目を自分なりに埋めていくうちにこの半年間を振り返ることができた。私は自分に甘い人間なのでついつい自己評価もそうなりがちである。とはいえ私なりによくがんばったなあ、というのが正直が感想だった。この会社に来てから2年半が経ち、最初の怒涛のような日々がひと段落するとひとつひとつの自分のパフォーマンスを丁寧にきちんとやりたいという気持ちになってくる。目の前の仕事をたんにやっつけるのではなく、ちゃんとやりたいという気持ちが高まってくる。そんなことを考えながら自己評価を行った。当然日本語がわからない上司からパフォーマンスに対するアドバイスをもらうわけにはいかないけれど、彼が私を信頼してくれているのがよくわかる、心温まるコメントだった。ときには立ち止まって自分のやってきたことを振り返るのも必要だな、と思った。
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2005年09月24日

対価

昨日通訳仲間の友人にフリーランス通訳さんとペアを組んだ仕事の報告をした。彼女も同じ経験があり、やはりフリーの人の「気合の入れ方」の違いに圧倒されたよ、と話してくれた。それから別の友人とフリーの人ってその仕事の前にどれくらい下準備をするのだろうね、という話になった。例えば今回の仕事の拘束時間は2時間で、それに対する報酬がどれだけなのか私は知らないけれど準備にはそれなりの時間を費やしたはずだ。今回の仕事に関していえばどんどん内容がアップデートされて最終版が私の手元に来たのは当日の朝だった。私は社内にいるのでかなりポイントを絞った準備ができるけれどそれでも別部署の内容なので資料を沢山もらっても全てをカバーするのは結構大変だった。それを考えればフリーの人は山のような資料をもらっても一体どこから手をつけたら良いのか、まるで試験前のヤマかけをしている状態になるのではないかと思った。実際の通訳をする時間と、それまでの準備の時間、そして本番前の緊張感。それを考えるとフリーの通訳さんの報酬ってもしかして高くないのかもしれないなと思った。それから参考文献や資料を自分で購入しなければならないということもある。フリーの通訳さんってかっこいいな〜と思うけれどやはりそれなりの努力が必要だし、当然リスクも伴うのだ。
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2005年09月22日

フリーランス通訳

昨日は助っ人として他の部署のミーティングの通訳に入ったのだが今回の仕事を引き受けたのには大きな目的があった。ミーティングは同時通訳二人体制で一人は外部からくる通訳さん。しかも私が通っていた通訳学校の元講師で現役バリバリのフリー通訳さんがパートナーだからだった。もちろん不安はあるけれどプロの仕事を間近で見れるめったにない機会だったので挑戦することにした。ミーティング自体はアメリカ側とのビデオ会議で実際の会議より待ち時間のほうが長く、あれ?と思う間に終わってしまったけれどフリーの通訳さんが醸し出す「本番モード」の緊張感にこちらも非常に触発された。私にとっては他部署であってもあくまでも社内のミーティングの一つという認識だけれど、彼女にとっては一発勝負の舞台である。どんな環境であろうと最高のパフォーマンスをしよう、という姿勢に素直に感動した。どんな下準備をするのか、どんな通訳七つ道具を持っているのか興味津々だった私。彼女のバックの中身を拝見できたのも嬉しかった!と同時に、フリーランスと社内という住み分けがあり、違ったスタイルで通訳の仕事ができることに改めて感謝した。プレッシャーに弱いO型の私には本番一発勝負というあの緊張感はやっぱり心臓によくない。たまにならそれも経験だから、と思うこともできるけれどこれが毎日続いたら私なんてあっという間に白髪だらけ、胃に穴があいてしまうだろう。またまたフリーランス通訳さんの偉大さを感じた日だった。
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2005年09月20日

かすかな変化

私の所属する部署には私より派遣期間の長い通訳さんがいる。彼女と私の通訳のスタイルは対極的なので、正直やりにくいなあ、と思うこともしばしばあった。でも今回彼女が通訳だけでなく実際の業務に関わっていくことになり、以前のようには通訳に入らないことになった。彼女にとっても大きな決断だったと思うけれど実は私にとってもかなりショックな出来事だった。今までは何だかんだいってもかなりの部分を彼女に頼っていて、フォローしてもらっていたことが多かったのだという事実に今更ながら改めて気付いたからだ。彼女と同じものを求められたらどうしよう?彼女が抜けた穴を私が埋めることができるのだろうか?いつまでも同じ状況ではいられないとわかってはいるけれど気が付くと何となく頼られる立場になっている。私より後に派遣された人の数のほうが多くなっている。…なんというか、複雑な気持ちだわ。
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2005年09月16日

ブログについて考える

最近通訳者、通訳をめざしている人のブログが増えたな〜と思う。以前は通訳者からの発信が全くなく、通訳を目指す人間にとってなかなか実態を知ることができなかった。通訳学校に通っているときも勉強や学習方法に関して情報が少なく、私はとてもフラストレーションを感じていた。だからHPやブログを自分で始めてしまった、といういきさつもある。でも最近は随分変わってきた。今は自分も含め沢山の人たちが様々な角度から通訳・翻訳業界について話すようになってきたので、よく中身が見えるようになってきたような気がする。私はこれはとてもいいことだと思っている。一つはっきりしていることは、通訳になるには私が以前に予想していたよりもとても時間がかかる、ということだ。通訳学校に行ったとしても実際にどれくらいの期間と費用がかかるのか、昔は誰に聞いても「それは人によって違います。」という返事しか返ってこなかった。でも自分が実際に体験して、それから様々な人々の話を聞いて、通訳への道のりはとてもとても長いものだというのがよくわかってきた。それから実際に仕事を始めても、常に自分の実力やこれから進むべき道について悩み続けなければならない、ということもわかってきた。通訳への道のりにマニュアルはない。人それぞれ違うし、目指すものも少しずつ違っている。だから面白くもあるしキツイ部分もある。そういうことがはっきりわかるようになってきただけでも大きな進歩だと思っている。
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2005年09月02日

私ってば…年?その2

今日も午前中二時間、午後三時間、一人同通でヘロヘロになった。だから最近疲れやすくなったんだってば!…と心の中で叫んでも誰もわかってくれない。自分の体調は自分にしかわからないからあまり無理はしないようにしたいけれど今日の午前中のミーティングのように先方の都合で急遽通訳の手配がつかなくなってでもそれを連絡しないのはルール違反だよなあ。疲れてデスクにもどったら朝上司がくれたチョコレートに目が止まった。確か誰かが通訳者が疲れた脳みそを回復させるにはチョコレートが一番!といっていたのを思い出した。バナナ味のキットカット。おいしかった。
posted by バナナマフィン at 20:36| Comment(2) | TrackBack(1) | 2005年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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